インスリン(ヒト)Insulin, human

4-23-2017 Last update

 

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  1. 概要: インスリンとは
  2. 構造
  3. 発現部位
  4. インスリンと糖尿病
  5. インスリンと食欲制御

関連項目

  • インスリン受容体: IR
  • インスリン用成長因子: IGF-I
  • IGF-I 受容体: IGFIR
  • 成長ホルモン: GH (human)


概要: インスリンとは

インスリン insulin とは,主に膵臓にあるランゲルハンス島の β 細胞で合成されるペプチドホルモンである。GLUT 4 というグルコース輸送体を介して,細胞内へのグルコースの取り込みを促進する。そのため,血糖値を下げる作用がある。

 

インスリンは,食後に血液中に放出される。血液中のグルコースやアミノ酸濃度の上昇がインスリンの放出を制御している。ストレスで血中濃度が上昇するホルモン・エピネフリンはインスリンの放出を阻害する。

 


インスリンと糖尿病

インスリン感受性は,人種や民族によって異なる。


インスリンと食欲制御

インスリンは,食後に膵臓のβ細胞から分泌され,食欲 appetite を抑制する方向に働く。

> 食べ物の写真で海馬, frontal cortex, visual cortex が活性化。インスリンはそれらを抑制する(1)。


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References

  1. Volkow et al. 2011a (Review). Reward, dopamine and the control of food intake: implications for obesity. Trends Cogn Sci 15, 37-46.
  2. Berg et al. Biochemistry: 使っているのは 6 版ですが 7 版を紹介しています。