MATLAB: データの構造,データ型

12-9-2014 updated

  1. 概要

関連項目




概要


MATLAB では,データは大きく文字変数と数値変数に分けることができる。

 

> 変数の名前にはアルファベット,数字,アンダーバーを使うことができる(3)。

: 最初は文字でなくてはならない。

: 大文字と小文字は区別される。

: 名前の長さに制限はないが,最初の31文字だけが認識される。

 

> 関数名と同じ変数名を定義した場合には,変数名が優先される(1)。

: 例えば round という変数を定義した場合,round 関数が使えなくなる。

: clear command で変数を消すと,関数が再び使えるようになる。

 

 

>> A=['ab' 'cd']

A =

abcd

 

>> B=['ab';'cd']

B =

ab

cd

 

>> C=['abc' 'de']

C =

abcde

 

>> D=['abc';'de']

Error using vertcat

Dimensions of matrices being concatenated are not consistent.

 

文字列の行列を作りたい場合は,それぞれの文字数が同じでないとエラーになる。左の実例を見る方がわかりやすいだろう。

 
最後の例では,abc と de は文字数が異なるので,横につなげて C にすることはできるが,縦に繋げて D にすることはできない。

倍精度型 double array

 

浮動小数点数(実数)のデータ。Workspace では,215 x 6 double のように表されており,これは 215 行 x 6 列の行列で,各要素が実数であることを示している。


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